【内装仕上げ】ビル一棟丸ごとリノベーション!進行中の現場に直撃取材!
東京都板橋区に拠点を構える内装仕上げ工事会社、ショウエイ技建です。
今回は、今まさに工事が進行中のライブ感溢れる工事現場へお邪魔し、ショウエイ技建ならではの施工の流儀や工事のポイントなどをインタビューしてきました!
質問のお相手をしてくださったのは、どこまでも穏やかな物腰と柔らかい口調で、まるで仏のような現役社員、Mさんです。
Mさんが語る現場のリアル、ぜひ最後までお読みください!
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目次
ビル一棟丸ごとリノベーション! 全フロアの軽天・ボード工事をやることに!
―現場の概要について教えてください。
ビルのリノベーションです。
一旦スケルトンにしてから、天井や間仕切り壁の下地を組んでいきます。解体は既に終わっているので、今はひたすら軽天工事をやっていますね。
―ビル丸ごと一棟やっているのですか?
はい。最初はビルの1階〜6階だけをやる予定だったのですが、それが途中から変更になってビル一棟を丸ごとやることになりました。
このような変更はあまり普段はないのですが、今回はたまたま全部引き受けることになったので、なんやかんやと大規模な工事になっています。
―一棟とはすごいですね!具体的な工事内容を教えてください。
主に天井の下地と新しい間仕切り壁の下地を組んで、それからボード、仕上げ貼りを行います。私たちが最も得意とするところです。
ポイントは“いかにボルトをまっすぐに通せるか”ということ
―天井にも配管や配線など、いろいろなものが入り組んでいますよね。そこにさらに下地を組んでいく作業はとても神経を使うことだと思います。
実際にどのようなところに一番気をつけて作業をしていますか?
ビルのフロアには、耐震性を高める構造体としてブレースが斜めに入っているのですが、下地がそれに干渉しないように気をつけていますね。
天井スラブから上の天井面までの距離(ふところ)が規定よりも大きいと、斜め補強を設けなければいけないという決まりがあるので、このビルの場合は規定以上なので斜め補強が必要になってきます。
―なるほど! 確かにビルは住宅よりも階高が高いので、耐震性の確保も重要ですよね。
他に気をつけているところはありますか?
下地に使う軽鉄を接合するボルトをチャンネルと呼ばれる溝形鋼にまっすぐに通すことですね。
ボルトがまっすぐになっていないと、下地となるチャンネルの位置が決まらないのでレベルもおかしくなってきます。
接合はなかなか神経を使う仕事ですが、仕上げのクオリティを左右するので慎重にやっています。
「一作業、一片付け」がショウエイ技建の流儀
―下地は見えない部分であっても、仕上がりが後の工事に影響するので、クオリティは大事ですよね。
他に、施工以外の部分でもいいのでショウエイ技建ならではのこだわりポイントはありますか?
そうですね。現場はいつもきれいにしておくことですかね。
―確かに! 仕事ができる人は仕事場もきれいってよく言われますよね。
Mさんには、現場をきれいに保つためのルーティンみたいなものはあるのですか?
一つの作業が終わったら、一回片付けるってことですね。とっ散らかったまま次の作業に入らないようにしています。
―一つの作業というのは、具体的にどのような区切りにしていますか?
何日にも及ぶような長いスパンではなく、作業内容が変わる時などキリのいいタイミングで細かく区切ってリセットしています。
―それ、ショウエイ技建の流儀ですね! 研修でも「一作業、一片付け」って言っていますよね。そうすることが怪我の防止にもなるのだとか。
煩雑な現場では事故が起こりやすいというのは確かにあります。
私たちの仕事は安全第一なので、事故が起こりにくいような環境づくりも大切な仕事だと思っています。
―おお、説得力がありますね。
ところでMさんは新人教育なども担当しているのですか?
社長からはそう言われています。トレーナーとして指導してほしいと頼まれました。
これから新入社員がどんどん現場に入ってくるので、チームとして一緒に動いて指導していくことになりますね。
―これまでにも指導経験は?
後輩を指導したことはありますが、新入社員はないですね。初めてなのでちょっとドキドキしています(笑)。
根気強く、わかるまで教える。そして褒める
―指導するにあたって、心がけていることがありますか? どのようなスタイルで指導していきますか?
根気強く、わかるまで丁寧に教えることですね。
急かしたりプレッシャーをかけたりすると萎縮してしまうので、できるだけゆったりと構えて、リラックスした環境の中で指導していきたいと思っています。
―Mさんのように穏やかな先輩でしたら、絶対に安心できると思います!
ところでMさんは仕事でイライラしたり怒ったりすることってあるのですか?
ないです。ありません。ないというより、そうならないように努力をしています。
―すごい! まるで仏ですね(笑)。人生何周目?って聞きたいところです。一体おいくつなんですか?
今は29歳です。今年で30歳になります。
―新入社員が高卒で18歳だとしたら、一回り年上ってことになりますね。歳の離れた新入社員に対してどのように接していきますか?
とにかくちゃんと褒めることですね。褒められて嫌な気持ちになる人はいないですからね。
どのような些細ことでも、できたら褒めるようにしています。
褒められたという実感や経験が自信につながってくると思うので、とにかく褒めて褒めて褒めまくります(笑)。
―Mさんのような上司であれば、きっと新入社員も伸び伸びと成長できますね。
今日はお忙しい中ありがとうございました!