高卒の建設業職人と、大卒、将来何か変わるのか。
東京都板橋区で建設業の内装仕上げ工事(軽鉄工事、ボード貼り工事)を手がけている有限会社ショウエイ技建です。
弊社では内装工、ボード工の社員職人を募集しております。
建設業には社員以外にも様々な働き方があります。
私たちは社員として職人を育てることにこだわっている会社です。
社員が育つことで「企業」として魅力が高まります。
企業は皆で育てていくものです。
社員には建設業の職人としてだけでなく、社会で働き生活する一人の大人として成長してもらいたいと考え、人の意見を傾聴できる姿勢や、変化していける素直さを大切にしています。
このような会社の姿勢が、建設業経験の有無を問わず、未経験者の方にも同じようにチャンスを生み出せているのではないかと考えています。
さて、ここからが今回の本題です。
私たちが特に力を入れて採用しているのは、高卒で建設業の職人を目指す方々です。
高校の卒業に向けて「進学」または「就職」という、人生の岐路に立たされることとなります。
その時、未来への期待を上回るあらゆる不安や疑問が浮かんでくるかもしれません。
「高卒で建設業の職人に就職するのと、進学を選ぶ道。将来何か変わるのだろうか…」
卒業間近の学生にとってみれば、これは大きなテーマです。
未来のことは誰にもわかりませんが、少なくとも私たちは建設業の職人会社として、経験者の立場でこの疑問にアドバイスをすることはできます。
ここでは「建設業の職人として働く」という前提で考えてみます。
高卒で職人になることと、進学し、例えば大学卒で職人になることで将来何か変わるのでしょうか。
イメージしてみましょう。
目次
■高卒と大卒で、建設業の職人に違いは表れる!?
①職人の世界に学歴は関係ない
早速答えを言ってしまったようですが、ここから見ていきましょう。
建設業の職人は「技術」が商品です。
手に職を付けるとはまさにこのことで、自分の腕を磨き、いかに人から求められる技術を身に付け現場で発揮できるか。
それこそが受注や売上に直結しますので、言わば実力が物を言う世界。
学歴以上に実務経験と、実際の能力が重視されます。
ただし、もし将来職人を経て施工管理者を目指したいといった目標があれば、進学し建築学科などで学びを深めることが施工管理の資格の取りやすさに繋がったり、目指す進路に進むステップとなるかもしれません。
ですが、施工管理の受験資格は実務経験の年数でもカバーでき、高卒・大卒を問わずキャリアをつくれる可能性に大きな違いはありません。
ここではあくまでも「建設業の職人として働くこと」に焦点を当てお話していますが、取りたい資格が定まっていれば資料を集めるなど自分で調べ、進学を検討することは有意義な時間ではないでしょうか。
そして建設業の職人の「年収(給料)」についても、長期的に見ると学歴や資格だけではなく、実際の能力に比例して上がっていきます。
学歴や資格は、自分が歩んできた道を表すには有効な手段で、それにより入社時の雇用条件には違いが出るかもしれません。
しかし、大事なのはその知識や資格を実務に生かすことです。
できる仕事の領域を広げていくのは、どれだけチャレンジしたか、自分次第!
根本的な部分でそのチャレンジに学歴は関係なく、勤務年数を重ねれば重ねるほど実力で給料が決まっていくはずです。
では職人の世界ではどういった「スキル」が求められるのでしょうか。
■高卒と大卒で、建設業の職人に違いは表れる!?
②職人の「スキル」とは何か
スキルが上がれば給料も上がる、それはどの職業も同じですね。
建設業の職人が身に付けるスキルとは、高い施工技術だけではなく、例えば以下のようようなことも含まれます。
図面を理解する力
チームをまとめる力
人を引っ張っていく力
監督や、他職種職人とコミュニケーションを取る力
計算する力(寸法やお金の計算)
先のことを考え準備する力(段取りを組むなど)
建設業は様々な専門職が集まって1つの建物を造っていきます。
職人というと自分の仕事に向き合い黙々と鍛錬を重ねるイメージがありますが、自分の腕を磨くだけでなく、上記のような力を付け、人と関わっていくためのコミュニケーション方法を学んでいくことは大事なことです。
ではなぜコミュニケーションスキルが必要なのでしょうか。
品質の高い工事を納めるには、全体の指揮を執る現場監督や、同じに現場に入っている他の会社の人たちとの打ち合せが大切です。
工事の内容を確認し合って段取りを組んだり、計画と進行状況を照らし合わせて確認したりします。
そこで決まったことや、変更になったことは会社の中で共有し、自分のチームの職人にも伝え理解を促します。
「建物を完成させる」という同じゴールに向かって、自社だけでなく沢山の人が協力し合って仕事を進めていくため、人と関わりながら、どうしたら皆が気持ちよく働けるかを考えます。
そこで関わっていく、「人」。
人にはそれぞれ感情があり、置かれている状況や、性格も違います。
個性が違う人たちをまとめて、常に同じゴールを目指し前に進んでいくことは容易ではありません。
日頃から会話をしたり、どんな考えを持っている人なのかを知り、人間関係(信頼関係)を築いておくことで初めて助け合いが生まれ、チームになれるのではないでしょうか。
そのような人間関係を築く会話や思いやりが「コミュニケーション力」だと考えています。
広い視野で見ればコミュニケーションとは、他人を気遣う優しさや、思いやりです。
親切にしてくれた相手には協力したくなるものです。
こういったスキルを高めていく、まさに実践の場が「社会」です。
社会に出ていくタイミングは高卒で働き始める人の方が早いですね。
次にその点を掘り下げてみましょう。
■高卒と大卒で、建設業の職人に違いは表れる!?
③社会に早く出るメリット
高卒で就職するなら18歳、
大卒で就職するなら一般的には22歳で就職するケースが多いかと思います。
社会に出て働き始めるタイミングは高卒で就職する人の方が4年も早いです。
学校生活と就職後の生活では、得られる情報や学びの種類が大きく異なります。
大学もまた一つの新たな「社会」ですが、仕事で人と関わる社会人としての生活は、学校とは違って、より多くの人とのコミュニケーションが発生します。
例えば、会社を辞めるときの理由として多いのは「人間関係」です。
同僚や先輩との関係が上手くいかずに会社を離れてしまう。
人間関係が上手く行かない理由は様々ですが、コミュニケーションの力で改善したり、トラブルになる前に回避できることは沢山あると思います。
良好な人間関係の築き方は、社会に出て自分自身で身に付けていくしかありません。
その実践の場に出るのが早いのは、高卒で就職される方々です。
代表の竹井はよく「100%理想の上司はいない」と言います。
どんな人にも得意不得意があるように、長所と短所がありますよね。
短所を見つけてつつくのは簡単かもしれませんが、短所も含めて受け入れていくのは少し忍耐力がいることかもしれません。
角度を変えれば、また違うその人の一面が見えてきます。
それが見えてくればコミュニケーションも取りやすくなるでしょう。
こうした物の見方や捉え方で、上手に人間関係をつくっていくことに、学歴は関係ありませんし、このスキルに長けている人ほど建設業の職人として活躍できるフィールドは広がっていきます。
高卒で就職するということは、早く社会に触れることができるこのようなメリットもあるのです。
■高卒と大卒で、建設業の職人に違いは表れる!?
④やりがいのある仕事を見つけられるか
「やりがい」
色んな所で使われる言葉です。
特に求人欄などを見ると沢山載っていますね(笑)
やりがいという言葉を口にするのは簡単ですが、これも自分の力で見つけるしかありません。
他人が提供してくれるものではないので、本心で仕事へのやりがいを実感するまでには忍耐や我慢も伴い、時間もかかるかもしれません。
どれだけ稼げるか、頑張った成果が評価され、目に見える形で受け取れることで満たされる部分もあるでしょうし、自分が手掛けた建物を利用する人々を見た時に喜びを感じるかもしれません。
また、お客さまからの感謝の言葉や優しさが明日のモチベーションになることもあります。
高卒、大卒問わず、目の前の業務と自分自身に向き合っていくことで、じわじわと確信が持てるようになっていくのではないでしょうか。
やりがいのある仕事に就く、というより、仕事にやりがいを見つけていくと言ったほうが良さそうです。
その道中、困難や躓くことが多々あると思います。
しかし一度転んだからといって諦めてしまっては「達成感」や「充実感」は得られません。
人と接し、時に歯を食いしばることもあるかもしれません。
叱咤激励を受けながら困難を乗り越え、そこに対価(給料)がついてくることで自分の成長を実感でき、気持ちが満たされます。
「あの仕事、大変だったけどやってよかったな。」
この一つ一つが徐々に「やりがい」になっていくのではないかと思っています。
コツコツ地味な努力ですが、それが周囲への信頼となり、やがて人脈に繋がっていくでしょう。
建設業の職人という技術職では、そうして築いた人脈が本当に大切で、いざというとき助けてくれたり支えになります。
自分から仕事を好きになっていく。
やりがいを感じられるように自分自身で自分の気持を高めていくこと。
年代が近い同僚がいたり、仕事への意識が高い仲間に囲まれていれば、それが刺激になり前向きな成長意欲を保ちやすいと思います。
■高卒と大卒で、建設業の職人に違いは表れる!?
⑤苦手な仕事にも取り組むことができるか
高卒、大卒に関係なく、社会人生活では任される業務も色々出てきます。
建設業の職人の仕事は、メインは施工ですが、現場仕事だけでなく多少の事務的作業もあります。
例えば日報の提出です。
日報では、その日何時間働いて、どんな業務を遂行したかを報告します。
給料などの労務管理もこの報告を元に計算されますが、こういった事務的作業に苦手意識があり、提出が遅れてしまったりすると他の人の作業が止まってしまうなど全体に影響を与えてしまいます。
ショウエイ技建ではアプリを使ってスマホで報告ができる仕組みをつくっていますので、誰もが使っているLINEやスマホの操作に慣れていればできます!
パソコンはちょっと…という方でも安心です!
このように現場での施工以外の仕事もあるので、苦手意識を持たずに何でも取り組んでいくこと、もしくは苦手でもやるべきことはきちんとやる。
「会社」で受けた仕事を「みんなで」達成していくのには、これは本当に大切なことなのです。
■高卒で建設業の職人として働き始めた先輩に聞いた!
高卒で就職した理由は「自立したかったから」
工業高校を卒業後、2021年の4月に地元を離れてショウエイ技建に入社した先輩。
なぜ就職を選んだのか、社会に出て建設業の職人として働いてみた感想を聞きました。
・大学推薦ももらえたけれど、自立を目指し就職
高校を卒業したら就職したいと思っていました。
県外に出て、地元を離れて生活してみたかったのです。
学生時代はスポーツで大学推薦、授業料免除があったのですが、東京で働く自立した生活に憧れて求人を探していました。
・目標を持って勉強したことで、就職先の選択肢が広がった
就職にあたって、色々なところで大手企業という言葉を耳にしていました。
就職時に自分で応募先を選べないという状況は避けたかったので、一応大手企業にも応募はできるようにと、それを目標に在校中は勉強を頑張りました。
成績は評定平均値という数値で表され、企業によっては重視するポイントなので、広い選択肢を持って就職活動ができたのは良かったと思います。
・会社を選んだ基準「上京への親身なサポート」
ショウエイ技建は求人票で見つけました。
福利厚生も充実しているのがわかり、軽鉄工事やボード工事の仕事内容もわかりやすかったです。
仕事内容に加え、興味を惹かれた点は上京へのサポートです。
物件選びも候補を見繕ってくれて、初期費用は会社が負担してくれました。
また、新卒入社の場合、入社から2年間は会社が家賃を半分負担してくれます。
その間に仕事や東京での社会人生活に慣れてほしいという社長の意向です。
正直、東京の会社に就職したいとは思っていましたが、お金のことは心配でした。
もしこういったサポートが無ければ断念していたかもしれません。
・自社研修所があったのは大きかった。現場に入る前に仕事への理解が深まった!
ショウエイ技建には、新入社員が現場に行く前に作業内容を学ぶための自社研修所があります。
作業内容を一通り先輩から教わって、自分が使う工具にも慣れることができます。
トレーナーになってくれる先輩たちも、研修所では落ち着いて指導してくれます。
現場はバタバタしてしまうため、研修期間に何でも聞きやすい環境で話せたのは安心しました。
研修を受けていても、初めての就職でいざ現場に行けば最初は緊張しますし、材料も落とさないように慎重になり、プレッシャーは少し感じます。
もしいきなり施工中の現場に行っていたら戸惑っていたでしょうし、自分には向いていないかもしれないと、自信を無くしてしまうことがあったかもしれません。
研修所がある会社を選ぶと、そういった不安が軽減されると思います。
・会社の決まりや給料についても説明があった
入社してすぐに、技術だけでなく有給のとり方や、給料の仕組みについても事務所で説明を受ける時間がありました。
社長ではなく、代わりに社労士さんが説明してくれたので質問しやすかったですし、お金のことは先輩にも聞きにくいことだったりするので安心しました。
こういった時間があることで、本当に社員を大切にしてくれているんだなと感じましたね。
■高卒と大卒で、建設業職人になるためのチャンスに違いはない。
最後に。
高校卒業を前に、進路に悩む方は沢山いるでしょう。
考える時間は決して無駄ではありません。
また、進学も新たな学びや出会いの場として視野を広げてくれることでしょう。
ぜひ自ら能動的に将来の道を考えてみていただきたいと思います。
自分で選択するということが何よりも大切です。
決断は、責任感を養い、その力は必ず社会人生活の助けになります。
無駄な経験は一つもありません。
無駄にするかしないかは自分次第、考え方次第です。
この記事が、将来建設業職人への就職を考えている方にとって、少しでも考えるヒントになっていれば幸いです。
ショウエイ技建では、高卒で建設業職人に就職したい方を積極的に募集しています。
私たちは、建設業をもっともっと魅力ある業界にしていくために、「職人になりたい!」と思える職場、業界づくりを目指しています。
地方の方の就職意欲をアシストする、サポート体制も充実していますので、相談やお問合せはお気軽にご連絡ください。
ご両親や学校の先生からのご質問も歓迎です。
【福利厚生について細かくご紹介した記事はこちら】
▽クリックしてください▽
お問合せ
ご質問やご相談はLINEでも受け付けています♪
下記からこのままお問い合わせいただくこともできます!(^^)